
レイクタホのふわふわ雪と違ってガチガチに凍っています。

この辺りから冬場は四輪駆動かタイヤチェーンを持ってないと入れません。この日は結局何とかチェーンなしで行けました。

ヨセミテ渓谷に入って最初のストップがここ、トンネルビュー。ここから渓谷を一望できます。
冬場は天気が悪いことが多いので運が悪いと何にも見えないこともあります。

これはエルキャピタン。1100メートルもある切り立った花崗岩の一枚岩です。ここは世界中のロッククライマーたちの憧れの地。3日から5日かけてこの絶壁をほぼ素手で登っていきます。
暖かくなると肉眼でも何組ものクライマーを確認できます。写真中央右よりの角のところがノーズと呼ばれる場所ですが、ここの最短登頂記録を保持しているのが日本人のクライマー、平山ユージさん。その記録はなんと2時間37分5秒。1100メートルを階段で上っても2,3時間じゃ大変なのに。まさにスパイダーマンです。

これは渓谷の中にあるチャペル。築100年以上たっています。ヨセミテで結婚式などいかがでしょうか?

10年ほど前の正月に急に暖かくなって大雨が降りました。周りから渓谷に雨が大量に流れ込んで洪水となり、何ヶ月も閉鎖になりました。この看板の赤い矢印が示すのは当時の水位です。頭の高さを優に超す水位でした。


ここはヨセミテフォールズ。高さ729メートル、世界でも10本の指に入るほどの高さを誇っています。アッパーフォール(425m)、カスケードフォールズ(205m)、ローワーフォール(97m)の3つの部分に分かれております。夏場は8月ぐらいまでには涸れてしまいますが、5月辺りの雪解けシーズンには水しぶきで近寄れないほどの水量を誇ります。
道路から15分ほど歩けばローワーフォールの近くまで行くことができます。

滝の近くに橋があって普通はそこで写真を撮って終わりなのですが、「もっとそば行けるやん。」ということで岩をよじ登って滝つぼ近くまで。ほとんどの人が右側から大きな岩をよじ登って苦労するんですが、実は左側の林の中を進むとあっという間に簡単に滝つぼ近くまでいけます。

滝つぼ近くから見るヨセミテの象徴、ハーフドーム。ダウンジャケットなんかで有名なノースフェースのロゴにもなった岩です。夏場は山頂まで登ることが出来るのですが、頂上付近は急な岩肌を鎖につかまって登っていきます。昨夏、不幸にも日本人の方が滑落して亡くなりました。毎年何人も事故で亡くなっているのに立ち入り禁止にしないのはいかにもアメリカらしい、なんでも自己責任の考えがあるのでしょうね。


雪の中のハイキングのあとはここ、アーワーニーホテル。1927年開業の由緒あるホテルです。
中に入ると大きな暖炉のあるラウンジで皆さんのんびりと休日を過ごしていました。
コメント
≫まゆさん
樹氷が見事ですね。僕は2月と3月に行ったことがありますが、こんな雪のトンネルは見たことないです。マーセド川も凍っているのでしょうか?
行かれた日はいい天気でトンネルビューからの眺めも最高ですね。また行きたくなりました。
正月からアワーニーに滞在されて優雅に休暇を過ごされるまゆさんご一家が羨ましい。
ハーフドウム登頂は僕の数年越しの目標です。昨年日本人が滑落されましたが、実はあそこで命を落とされた方はその人を含めて3名しかいないそうですよ。
☆Markさん
3名って日本人の数でしょうか?
昨夏のサンフランシスコクロニクル紙では
すでにその時点で数人が亡くなっており
毎年何人かの観光客が亡くなるので
くれぐれも注意をと書かれておりました。
サンダル、ゴムぞうりといった軽装が原因で滑り落ちて
怪我をする人もかなり多くいるそうです。
必ず登山用装備で登頂しなければ相当危険のようです。
≫まゆさん
一昨年(日本の方がなくなったのは2007年でしたね)5月にパークレンジャーから聞いた話です。亡くなった最初の人は前年秋に登頂のケイブルが降ろされてから雪の傾斜を登ろうとした人、もうひとりは翌春にケイブルが張られる前に登ろうとした人だということでした。意外なことにそれまであの急なハーフドウム登頂で命を落とした人はいなかったと言っていました。
いずれにせよ、まゆさんのおっしゃるとおりサンダルや草履での山歩きはもっての外です。僕らも一昨年ネバダ滝まで登ったとき、底が滑らない山歩き用の靴を履いていって正解でした。そのときの話⇒ http://marktanaka.spaces.live.com/blog/cns!85DA3E175D8C1F9D!588.entry
☆Markさん
ヨセミテの記事、拝見しました。
季節が変わると滝の水の量もすごいんですね。
今度は夏に行きたいですね。
マリポサで結婚式っていうのもいいですね。
我が家では娘の挙式の場所で悩んでいます。
家族それぞれ自分の行きたい所でやろうと
主張しておりみんなの意見を通すと神田うののように
世界各国でやらなければなりません。(笑