
サンフランシスコから内陸部へ車で一時間ほど走るとカリフォルニア州を南北に縦断する長さ600キロほどの大盆地、セントラルバレーが広がってます。カリフォルニア州は全米でも特に農業に力を入れてる州で、ここセントラルバレーは何でも作ってることから「カリフォルニアのフルーツバスケット」て言われてるくらいです。ちょうどこの時期はいろんな果物が収穫の時期で写真はマスクメロンを採ってるとこです。この辺の農業は機械化でほとんど人が畑に入らんと収穫するんが普通ですけど、やっぱり人手が必要なもんもあります。トラクターでおっきな機械引っ張ってその前にようけの作業員が並んで、一つ一つ拾ては機械に投げ入れてます。機械の上ではその場で箱につめてそのまま市場に出荷します。収穫のときだけいっぺんに人手が必要になって後はいらんので、メキシコ人なんかの不法労働者を低賃金で臨時雇いします。今までは政府も目えつぶってたけど、今度厳しなるそうで、農家も安価の労働力集めるんに苦労するようです。農家にとっては死活問題で頭痛めてるんですけど、当のメキシコ人たちは根っからの陽気な連中ばっかりで、移民局に捕まって国に追い返されても、またいつの間にか戻ってきて知らん顔してどっかで働いてるそうです。
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