ストレートでない愛について(3)

あさってのゲイパレードのために世界各地からぞくぞくと
その筋の方たちが集まってきています。
おかげで普段にも増してダウンタウンは男性がいっぱいらしいです。

この前の旅行(メキシコクルーズ)のようにサンフランシスコを
少し離れてみるとやっぱりここって特別よね。と感じました。
だって同性カップルはロスアンジェルスも船の上でも見かけませんでした。


でも特別意識をもたせない配慮はさすがサンフランシスコ。
市内の公立小学校では同性愛についてのクラスがあります。
『同性に恋愛感情を持っても不思議ではない。』
『男の子が女の子のお洋服を着ていてもおかしくはない。』
『お父さんあるいはお母さんが二人いる家庭の友だちを差別してはいけない。』
と、子供の頃から特別ではないことを教えるのです。
早期教育のせいか小学校からすでにスカートをはいた男の子もおります。

町を歩けば男性カップルに赤ちゃんという家族もよく見かけます。
そのせいか「卵子求む!謝礼7000ドル」なんていう広告が多いのは。
カリフォルニア州では7万人以上の子供たちがゲイ、レズビアン家庭で
育てられています。
2007年のデータなんですが
両親の平均年齢 43歳
子供の平均年齢 8.4歳
一家庭の子供の数 1.4人
両親の学歴 大卒59.1%
平均年収入 83.060ドル
人種別では
白人 58% アジア、太平洋19% ラテン系 18% アフリカ系 3%
新聞曰く このデータから 高等教育を受け、白人同性カップル、裕福層が多いと
見受けられるとのこと。
私は同性カップルはいいと思いますが子供を持つことには
肯定的にはなれません。同性同士で子供の教育が偏ったりはしないのか
その辺が疑問です。

そういえば知人にお母さんになったお父さんがおりまして
娘さんはそれでもダディと呼んでいました。
この場合はお父さんが女になる前に父親としての役割を
果たしたんでよしとしておきましょう。
私は彼の変身した姿を見て平静を装うのに必死でした。
やっぱりサンフランシスコって特別?

アメリカ移住物語(12)

クラに土地を購入したもののどこから手をつけて
よいかわからない荒れた雑木林。
とりあえず、更地にしなければ農業どころではありません。

ブルドーザーを入れてもらうとあっという間に土が一面に広がって見えました。
夫は早速レンタルしてきた耕運機で土地を耕し始めました。
カタカタ ガがガ-ッ!何度もこの音のくり返し。
大小さまざまな石が耕運機に当たって行く手を拒みました。
耕す前に石を退けるのが先決。

明けても暮れても石を手押し車にのせて敷地の脇に寄せる作業ばかり。
二人では埒が明かずマウイに家族や親戚がいない私たちは
日本から助けを呼ぶことにしました。
私の弟はアップライトピアノを一人で運ぶくらいの怪力の持ち主でした。
最も強く頼りになる弟は電話一本ではるばるマウイに石運びのために
やって来てくれました。
弟が来てくれてからは石取りのスピードもずいぶんと速くなりましたが
それでもキリがないほどの石の数。
『昨日すっかり取ってなくなったのに今日行くと石が子供を産んでいた。』
『夢の中でも石がいっぱい。』
毎日、繰り返される会話でした。


石取り労働でヘトヘトになりながらも考えなければいけない事は山積みでした。
まずは家を建てること。
限られた予算の中で一番大きな割合を占めます。

夫が自分で家を建てると言い出しました。
フレームや外壁、電気配線などはプロに頼み
内装やペンキ塗りなど自分でやれば建築費用は半分で済むとの事。
仕事も収入もない今、なるべくお金を節約しなければいけません。
農業が順調にいって収入を得られるまでどのくらいかかるのかしら、と
不安になっていた私。

あっ!逆の発想をすればいいんじゃない?
夫が大工さんとなって稼いでると思えば。
ヤル気満々の夫は知人、友人に片っ端から相談に行き
私たちの手作りの家はだんだんと現実に近づいて来ました。

サンフランシスコ観光局ビジターインフォーメンションセンター

Post-99今日は上記タイトルの所へ非公式に訪問したいと思います。
場所はとっても便利、サンフランシスコ、ダウンタウンのど真ん中にあります。


ケーブルカーのターンする終点(POWELL ST.とMARKET ST.)
すぐそばのエスカレーターを降ります。





BARTのパウエル駅も目の前、ここからベイエリアの路線どこにでも行けます。



ここがインフォーメンションセンターです。ここには日本人スタッフがいるらしいです。
しかも関西のおっちゃんらしい。





私「こんにちは。」
関西のおっちゃん「おいでやす、サンフランシスコへ。なんぞお探しでしょか?」(京都出身?)
私「ブログの取材にやってきました。」
京都のおっちゃん「そのへんのパンフレットとか見てじっくり見学していっておくれやす。」






ここには会費を払ってメンバーになったツアー、ホテル、ショップ、レストランなどなど
2000社近くのパンフレットが置いてあります。





パンフレットを見て気に入ったらコンピューターで予約ができます。






1-800でかける電話なら無料で使用できます。





MUNI (ケーブルカー、市バス、路面電車、メトロ)の1日、3日、7日乗り放題券が買えます。





こちらのスタッフは2ヶ国語しゃべれるのは当たり前で4,5ヶ国語
操る人はいっぱいいます。ボランティアスタッフも充実していますが
彼らももちろんいろいろな国の言葉が話せます。
常に7ヶ国語の言語で対応できるようにしているとのことです。
私「日本語と英語以外にに何語かしゃべれますか?」
京都のおっちゃん「スペイン語を勉強しております。やっと数字の3まで言えるようになりました。」
私「がんばってくださいね。ところでお名前は?」
京都のおっちゃん「ヒデッキーと申します。」


営業時間
月曜~金曜   : 09:00 ~ 17:00

土曜・日曜・祝日: 09:00 ~ 15:00

休み :クリスマス/1月1日/サンクスギビング・ディ
電話番号:415-391-2000

ストレートではない愛について(2)

Post-98カリフォルニアの最高裁判所が
サンフランシスコでの同性同士の結婚を認めてから
初めての結婚証明書の発行、結婚式が
月曜日に市役所で行われました。
この記念すべきお二人は83歳と87歳の女性で
なんと55年も一緒にいらっしゃるそうです。
偏見と差別の中、がんばって来られましたね。
おめでとうございます。 :emojimark_success:

サンフランシスコ市の期待するデータです。
カリフォルニア州に住む同性カップルは
102,639人。
同性カップルが結婚のためにカリフォルニアにやってくるのは
67、513人
向こう3年で同性カップルがウエディングのためにカリフォルニアで費やす費用。
638億ドル
結婚証明書のライセンス費
3億8千万ドル(カリフォルニア在住)
5億ドル(州外の人)
これって経済効果ねらいのためのように見えるのですが
どうなのよ?市長。

しかし、ぬか喜びになる可能性がでてきました。
11月の住民投票で否決されると無効になるらしいです。
また、先日、外国人は同性結婚で永住権がもらえると
書きましたがあの方の早とちりで連邦政府は認めていないので
ダメです。そして本来、配偶者としての権利、年金や保険等も
連邦政府の関わっているものは全て受け取れないそうです。

この日は反対派の宗教団体も市役所の周りでプラカード
片手に叫んでいたそうですが今年のゲイパレードは
どんなことになるでしょう。

アメリカ移住物語(11)

ひとすじの希望になるアイデアはスーパーで
日々の献立に悩んでいるときに浮かびました。

家庭での食事は日本で作っていたものと同じように
和食中心の食生活にしたいのに
ここマウイのスーパーではあまりにも食材が乏しく
何度も野菜売り場をウロウロしていました。
このとき、気がつきました。
いかに日本料理というのは
野菜が豊富で四季折々を感じさせる献立が多いかと。

『マウイで日本の野菜を作れないだろうか。そして私のように
旬の野菜を求めている人のためにビジネスとして農業はできないものか。』

こんな突拍子もなく無謀な話に夫はてっきり反対するかと思っていましたが
意外にも「いいかも。」と。
もう八方塞がりの私たちに何でもいいからやってみようと思ったのかもしれません。

ハレアカラ山のふもとのクラは農業、酪農が盛んな土地でした。
日本人一世の人々が苦労して土地を開拓して
今は2,3世の人々が中心となって農業を営んでいました。
ポルトガルから移民して来た人々は牛、馬を扱うの長けていました。
彼らの家畜たちがどこまでもつづくなだらかな牧草地帯で
のんびり草を食べている風景を見ていると
ここに住んで農業をやりたいという気持ちがもっと強くなってきました。

やはり父は猛反対でした。
「庭の雑草も抜いたことがないのに出来るわけがない。」でした。
土地を探してもらった不動産屋も
「えーっ!お勧めできないよ。」と否定的。
唯一母だけは
「一生懸命がんばってダメだったらやめればいい。」
と背中を押してくれました。
標高700m、3000坪の雑木林が私たちの新しいスタートになりました。

グーグルマップのストリートビュー

Post-96まだ日本のグーグルマップにはないと思うのですが
サンフランシスコではすでにストリートビューといって
道路から撮った写真が見えるようになっています。
つい最近まで航空写真でウチの近所とかを
眺めておりましていかに不法建築の多い住宅地だことと
感心しておりました。(建て増しがとっても多いのです。ひどいところでは
元の家より継ぎ足した部分が大きい家もも多々あり。)

それが今や道を歩いているようにコンピューターで見えるなんてすごいこと。
我が家を検索しますと家のドライブウェイに
私と娘の車が駐車しているのがしっかり見えます。
アップにするとプレートナンバーまで見えそう。
これってプライバシーのナントカにはならないのかしら?

グーグルカーはよく走っているのを見かけます。
車のてっぺんにカメラをつけて撮っているようです。
この車のように。(この車にはgoogleってステッカーが貼っていないので違うかもね。)

それでは本邦初公開です。
私が毎日のように日常のお買い物をする縄張りです。
北や南、はては東西お好きなようにマウスを動かして
お楽しみください。







大きな地図で見る

これって更年期?

Post-95みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
サンフランシスコはすっかり夏休みモードに入っております。
日本人留学生はとっとと日本の親元へ帰ってしまい、
アメ人はこの不況の中バケーションへと出かけ
取り残されているこの頃です。
でもってなーんもヤル気がないわりには
よく食べよく寝ております。
これって更年期障害なんでしょうか?
気力がないわりにはイライラと怒りっぽくて
瞬間激怒症候群も併発しているみたいです。

今日の発作。
アメリカでは郵便受けには郵便局の規定の郵便物しか
入れてはいけない法律になっております。
要は切手を貼ってあるのを配達員しか入れてはいけないのです。
新聞もダメです。
それではチラシ類はどうするかといいますと
写真のようにドアに輪ゴムで吊るすんです。
我が家にもレストラン、不動産屋、ヤードサービスなどなど
毎日のようにぶらさっがています。
しかし、夫も娘も取って捨てる気はまったくなく
雨ニモ負けず、ほっておくとずーっとあります。
結局私が捨てることになるのですが
ゴムが絡まってすんなり取れないことがしばしばあります。
今日もそうでした。
引っ張るとゴムがちぎれてパチーン!! :emojibomb:
なんでチラシにゴムパチされないといけないの :emojiangry:

これからまだ夏は長いし、更年期障害はもっと長いし
なんかいいことないですか?

サンフランシスコのチャイナタウン

Post-94ちかごろ、いやになるくらいの物価高です。
先日、お米が2倍とお伝えしましたが
又上がって3倍近くになっております。
友人がお買い物するならダウンタウンのチャイナタウンと
強く勧めます。だってウチの近所のスーパーなら30個入りの
卵4ドル99セントなのですがチャイナタウンなら60個で3ドルですって!!

さっそく調査に行って参りました。

サンフランシスコに住んで初めてバスに乗りました。
なぜか中国人少なし。




でもバス停にはやっぱり中国人のお買い物客多し。
みんな、バスや電車を乗り継いでくるみたい。




夫が「肉まん買ってー。」とうるさく言うから、ポークとチキンをひとつずつ。



ウチの近所で1ポンド3ドル99セントだったさくらんぼ。ここでは89セント。




道ばたでは即席店舗で79セント。



キャー、ここは69セント、近寄ることもできません。




間口一間のお店とはこういうことか。




もっとこじんまりと道ばたに商いをやってらっしゃる方々も。
私も家で使っていない物を持ってきて仲間に入れてもらおうかなー。




生きています。から揚げご希望の場合は奥のお鍋で揚げてくれます。
どんな大きな魚でもそのまんま。


同じ市内でしかも車で20分ほどの距離でこんなに物価が違うなんて驚きました。
次回はチョー高級なお店めぐりでもしてみましょうかね。ただし見るだけ。