ここが変だよサンフランシスコ

Post-132お天気で暖かかった日曜日。
ダウンタウンのフォルサムストリートで行われたイベントへ。
題して「FOLSOM STREET FAIR]
元々は革フェチのためのお祭りでしたがいつの間にか方向が
逸れていったようで革着用ならなんでもいいのかしら?という感じです。
言葉で説明するより写真でご理解くださいませ。



入り口前なのにすでに下半身何もつけていない紳士発見。



入場料7ドルね!ここに入ったら脱いでもいいよ。




だーれも見なないおじさんの裸。それとも私だけが裸に見えたの?


こんなんで驚いてはいけません。





友人曰く「こんなん、親が見たら泣くでしょうね。」



ブースもあっていろいろ楽しい。

お祭りには焼きとうもろこしでしょ。



元お兄さんがコンドームの無料配布をしていました。




ツノの実演販売。お好きなのを選んでおでこにつけてもらって15ドル。



「今、Sign up したらゲイの情報メールで送るよ。」と赤鬼さん。



靴は磨いてくれるだけじゃなくてなめてくれるサービスもあります。




ムチ打ちのサービス、10ドルから。ホントに背中が赤くなっていました。




縄の結び方講習会。おっちゃんは真剣に聞いておりました。



シマウマに車を引かせ犬2匹を連れた女王さまに今日のイベントのパーフェクト賞を
あげたい。

ここに載せられないシーンがいっぱいありました。
イベント会場を後にしてダウンタウンを歩きながら
なんかすごい変な夢を見てたような感じでしたが
フツーの親子連れを見てなんだかホッとしました。

でも私と友人は革のコルセットがいたく気に入ってしまいました。
来年はコルセット着用で参加するかもねー。

サンフランシスコでは乗り物に気をつけましょう

夫は仕事上、お薦めできない記事だと申しますが
せっかくの楽しい旅行がイヤな思い出にならないためにも
ちょっとお知らせをいたします。

今年に入って電車内でのスリが多発しております。
特にダウンタウンのマーケットストリートを走るFラインは群をぬいて多いです。
このFラインはカストロ(おしゃれなゲイの街)からフィッシャーマンズワーフまで
走っており乗客の大半は観光客です。
旅行者に狙いを定めているようです。
アメリカ人、外国人関係ないようでお金、クレジットカード、果てはパスポートまで
盗られて旅行の計画全てがおじゃんになった方もおられます。
くれぐれもバッグはしっかりとお腹の前で持ってご乗車ください。
男性の方、お尻のポケットに財布を入れるのはもってのほかですよ。






もうひとつサンフランシスコタクシー協会より。
近頃、ニセのイエローキャブというか早い話が白タクが横行しているそうです。
この写真のタクシーと全く同じ車で区別がつきにくいようにしているようですが
見分け方は車体後部に市からの許可ナンバーが表示されています。

このタクシーは乗っていいようです。


でもね、安心してください、 サンフランシスコは怖い所ではないですから。
アメリカの治安の鉄則、日が暮れたら出かけないを守っているかぎり大丈夫。
ほら、おまわりさんだってヒマそうですから。

日本人留学生よ、大志をいだけ!!

Post-130すっかり夏休みも終わり日本へ帰省していた学生たちが
やってきて忙しい日々を送っております。
で、思うことは卒業すれば日本へ帰国するのがわかっているのに
どうして毎夏日本へ帰るのかしら?
1年に1度では我慢できなくて夏、冬休みの両方、
学校が終わるとさっさと帰ってしまう学生も多いです。
一昔前はオンボロ車で東海岸までアメリカ横断したりバックパック背中に
ヒッチハイカーをやったりして夏の終わりにはたくましくなった男子を
まぶしく感じたものでした。
あるいは他州から来た友人の実家にでかけ
ペンキ塗りや日曜大工のお手伝いをして
ステイさせてもらったりでアメリカ生活を体験して
「いろいろな人種、文化があるんだなー。」と
大人になって帰ってきたりもしました。

せめて卒業時にじっくりアメリカ中を見てくればとすすめると
「サンフランシスコで充分楽しいアメリカ生活を送りましたから。」
ですって!ちっちぇー。 :emojiface_sad:
サンフランシスコがアメリカの全てだと思ったら大間違いです。


近頃の若者はこじんまりとしています。
危険なものには近づきません。
中国の食品問題にもおおいに関心があり
「オーガニック食品を基本的に食べております。」と
眉毛を整えエエ匂いをさせながら弱々しく微笑む男子。
ハンバーガー、脂コテコテのベーコン、フライドチキンなどなど
健康など一向に気にしないで獣のように食べている
若者はもういないのかしら?

いろいろなことを試すということは危険を伴うこともあるけれど
そこから知恵が生まれてたくましくなっていくのではないかと
つくづく思います。失敗を恐れてはいけません。
おばちゃんはいまだ失敗を繰り返し、学習能力がないと
軽蔑をされていますがそれでもどんどん挑戦していきます。

とうわけではありませんが新しい食べ物に挑戦!
生まれて初めて見ました。ドラゴンフルーツという果物です。
お味はキーウィの感触ですが全然甘くありません。
お値段はこれ1個で10ドル弱。
もう買いません。

お待たせしました。やっとオープンです。




今月27日にサンフランシスコのゴールデン・ゲート・パーク内にあるカリフォルニア・アカデミー・オブ・サイエンスがリニューアルオープンをします。2年以上の歳月をかけて全面的に建て替えました。
先日一般公開に先立って招待客のみのレセプションパーティーに行ってきました。



まずは入り口のバーでビールをもらってから、いざ内部へ。
後10日ほどで開館なのに、内部はまだ7割がた完成程度。
「ほんまに後10日で全部できるんかいな。」と首をひねりながらビール片手にうろうろ。



まずはエレベーターで屋上へ。ここは建物の屋根の部分で、芝生みたいになって花なんかが咲いてます。丸く見えるのは自動で開閉できる換気用の窓です。



これはアルビーノ、突然変異の白いワニです。まったく動かないので「剥製置いとんちゃうか。」と10分ぐらい粘って見てましたが、微動だにしませんでした。



地下に降りたら、水族館。



隅のほうの暗いところに、なにやら小さなトンネルが。こんなのは見逃しません。とりあえず腰をかがめてもぐりこんでみたら、そこは水槽の底に突き出したドームの中。
昔大阪のアベノプールにあった水中エアードームを思い出してしまいました。閉所恐怖症の発作が起こる前に退散して、そこらに居た子供たちに教えてあげました。



これは別のところにある水中トンネル。ここも案内の表示がないのでほとんどの人が見つけられなかったみたいでした。熱帯雨林の沼の底なんで、ガラスが藻だらけで何も見えませんでした。オープンの日までにはきれいにするんでしょうねえ。



せっかく期待してたプラネタリウムは残念ながら準備中でした。



これは熱帯雨林のジャングル。ここもまだ未完成で、中に入れませんでした。



レセプション会場にいた、ツリー人間。じっとしてると飾りにしか見えなかったので、急に歩き出したときは周りで悲鳴が上がってました。

まだまだ未完成の部分が多かったけど、完成したら必ずもう一回見に来ようと思いつつ、おみやげのT-シャツを手に帰宅しました。
もっと詳しく知りたい方は以下のホームページまで。
http://www.calacademy.org/

アメリカ移住物語(14)

「家は建てるより建売を買うほうがいい。」
「これから数え切れないほど頭痛が起きるよ。」
家を建てる前にどれだけの人からこの言葉を聞いたことか。

ハワイの家はいたって簡単。
まるでお菓子の家の壁をビスケットで貼り付けていくのと同じ。
窓をはめ込んだ壁を立てていくのです。

3ヶ月も掛からないはずでした。
しかし、マウイ郡の役所の検査を計算に入れていませんでした。
土台、枠組み、電気配線、水道配管、など全てにおいて
検査をパスしなければ次へと進めません。
その上、検査願いの電話をしてもすぐに来てくれるとは限らず
2週間も何も手がつけられないままの時もありました。

私は家の建築が一向に進まないあせりと毎日キヘイから
往復2時間以上の道のりをかけての畑仕事で疲れきっていました。

子供たちは学年の途中からの転校を避けるためクラの小学校へ
通わせていました。
学校が終わると私が農作業を終える日暮れまで
簡易テントの中で宿題をしたり犬と戯れ、畑を庭のようにして遊びました。
子供たちも犬も帰りの車の中では疲れきって聞こえるのは寝息のみ。
家がクラにあればこんな暮らしをしなくてよいのに。
この周辺に仮の引越しを考えたこともありました。
でもあのスケールの所帯で何回も引越しをする気にはなれません。
なんとか1日でも早くクラに住みたい、と夫に懇願しました。

夫が出したアイデアはすでに完成している1階部分で生活すること。
一階は車2台分のオープンなガレージ、その奥に野菜を保存しておく
冷蔵室になる部屋、そのまた奥に収穫後の農作業をする部屋がありました。
ガレージに家具や所帯道具などの引越し荷物を置き
奥の部屋で寝泊りをするという案でした。
雨露しのげばという言葉のような生活に当分なるのかと想像すると決心がつきません。
文明の利器に慣れすぎた生活から原始的な生活はできるのだろうか、と。
けれど私以上に子供たちがそれを望みました。
「なんとか生きていける。」と言う夫の言葉も重なり
大雨の降る大晦日に私たち4人はレンタルしたトラックで
キヘイを後にしました。

差別?OR 区別?

橋下大阪府知事がFM放送で「クソ教育委員会」と言ったニュースから。
全国学力テストの結果を府知事は公表せよと言ったのに対して
教育委員会は競争を煽るという理由で拒んでいることへの発言らしいです。

カリフォルニア州に関していえば趣旨は違うのですが
高校卒業時に『卒業するための学力テスト』なるものがあって
パスしなければもちろん卒業はできません。
この結果は新聞などの公のメディアに各学校別に平均スコアが出ますし、
生徒の人種別割合も公表されます。

私は日本で子供たちはアメリカでと教育を受け育ったのですがその違いは

            日本         アメリカ
競争         悪           レベルアップ
能力別教育     差別         能力区別

例えば学級内で劇をやりましょうという時。
ウチの息子の場合。
主役、脇役など全てのキャストはオーディションで。
目立ちたがり屋で主役を目指す子たちはセリフを覚えたり
親に演技指導してもらったりで努力をします。
(幼くったって一端の女優を目指す卵のよう。)
息子のように極力目立つのを嫌う子は裏方を希望するので
それはそれで問題なし。

日本の幼稚園の先生に聞いた話。
明らかに主役一人、のような劇は差別と親からクレームが来るし、
平等?に劇に参加するように
主役なし、みんな同じ量のセリフというポイントのない劇になるそうです。

アメリカではやりたい子が努力をして勝ち取る。
努力をしても実を結ばない挫折を味わうときもあるけど
それもまた大事で次をがんばろう、と子供の頃から
社会へ出たときの練習をしているように思えます。
それに対して日本では
みんな一緒で競争なんかありませんよ、ゆとり教育でまったり行きましょうと
教育しているのが教育委員会。
けれど社会に出ると「この世は実力主義の弱肉強食だ!」
とそのギャップが大きすぎるように感じます。
社会から存在を遠ざけている若者たちが多いのも
理由のひとつではないのかしら?

アメリカの自己主張、強引さを学ぶ教育にも問題はありますが
お互いの国のよい所を混ぜて未来ある子供たちに教育すれば
すばらしい大人になるのになあとつくづく思った今日でした。

おっちゃんと行く飲んだくれワインツアー@ナパ (後編)

お腹もいっぱいになって何処かのワイナリーのお庭にでも
ころがっていたい気持ち。 :emojizzz:
しかし、おいしいワインが私を呼んでいるー!次のワイナリーへ。


St,Clement Vineyard


収穫前の熟れ熟れぶどう、一粒いただきましたが甘くてこのままで持って帰りたいくらい。







おっちゃんも見とれてしまうくらいキレイな景色と静かな佇まい。



雰囲気丸つぶしのアメリカンな娘。




このワインの名を右から読んでください。
そうです、あの日本のサッポロがバブル時代に買収したワイナリーなのです。
SapporoとつけずOroppasってちょっとおもしろいですね。
現在はドイツのビール会社に売ったとかでまったく関係ないらしいですが
名前はそのまま残っております。
ここのワインはボルドースタイルワインで
メルローではなくカリフォルニアワインでも優良なカベルネ・ソヴィニヨンを
製造しているところ。私と夫はカベルネは苦手で特に安いのは
タンニンばかりが濃くて普段はあまり飲みません。
が、さすがお値段が張るとなんともいい香りでグラスを何度もゆらしながら
楽しみました。(でも味的にはやっぱり渋かった。)




お次は大衆酒場といった庶民派のワイナリー。
V.Sattui winery

テイスティングもお安いんです。9種類のワインから6種類選べてたったの5ドル。






ワイン以外にもチーズの種類も豊富で
デリでイタリア風お惣菜やお土産に瓶詰め食品もありちょっとしたスーパー並み。





お店で買った食べ物とワインでピクニック。



Gamay rougeという名の甘いロゼがここでしか買えず有名です。
販売されているワインも20ドル以下のお安いものが多く
他のワイナリーに比べて人だらけ。
さっきまではお金持ちの邸宅でクラシックを聞きながらの優雅な雰囲気から
一変、立ち飲みでガヤガヤといった気分。
それはそれでいいんですがお手洗いも一杯飲み屋のそれでした。





本日最後のワイナリーへ。
Provenance Vineyard.







ここはメルローが有名で同じメルローでもいろいろな場所でとれた
ぶどうで製造されています。テイスティングをしながら地図で
産地の説明をしてくれます。
しかし、お味はメルローというよりはカベルネに近い渋さ。
私と夫は好きなメルローに会えず残念。


250以上もあるナパのワイナリー、これからも大好きなワインに
めぐり合うまでやってくる?
「いらんわー、近所のスーパーで充分やわ。」
ランチのときのお日様攻撃に懲りたようでした。

おっちゃんと行く飲んだくれワインツアー@ナパ (前編)

Post-1259月1日アメリカはLabor Dayという祝日でした。
日本でいえば勤労感謝の日というかんじ。
私たち労働者もこの日は朝っぱらから飲んでも罰はあたらないでしょうと
いうことでワインカントリーナパへ。


ゴールデンゲートブリッジを渡って約一時間、日帰りドライブには
もってこいの距離。





今回のポイントは夫の好きなメルロー種の有名な所をめぐります。
メルロー種のワインはタンニンが少なくソフトでまるい感じで
熟するのに時間がかからないのが特徴です。



まず最初はDuckhorn Vineyard。
日経アメリカ社サイトで「アメリカ西海岸のおすすめ赤ワインベスト15本」の
第1位にかがやいたメルローです。
ようはアメリカに住む日本人がお土産に持って帰りたい一番ということでしょう。



おっと、忘れておりました。テイスティングに入る前に本日のドライバーを
ご紹介しましょう。一家に一人飲めない人は便利です。おいていてよかった。
たかがグラスちょびっとのワインのサンプルといってもワイナリーめぐりをすると
結構な量を飲みます。「飲んだら乗るな、飲むなら娘を使おう。」




どれもお値段めちゃ高い。質より量の夫には絶対買いません。




普段見たこともない真剣な顔。
香りは抜群でしたが私たちが好きなメルローではなくタンニン多め。
4種類のテイスティングで15ドルでした。


お次は飲めない娘のお薦めワイナリー、Sterling。
飲めなくても充分楽しめる施設です。





高台にある施設にはミニロープウェイで行きます。




ロープウェイを降りるとさっそくウェルカムテイスティング。
ここでは飲み放題です。




ツアーはセルフサービスで各所にスクリーンでワインを作る工程を
説明してくれます。





高台から見るお庭やぶどう畑は絶景。1日中、ワイン片手に
眺めていても飽きないかも。
残念だったのは屋外においてある赤ワインは生暖かくて
お味はさっぱりでした。
入場料20ドルにはロープウェイ代、飲み放題のテイスティングが含まれます。


ランチのお時間です。
私のお目当ては日本でも有名なDean&Deluca

高級食材、ワイン、キッチン用品、惣菜がが充実しております。



ワインは1500種類の品揃え。
私の提案、ここで好きな食べ物を買ってお庭で食べよう、でしたが
お値段は高いし、それならレストランでちゃんと座って食べたいと
文句をいう家族に従いここでは結局なんにも買わずに。
ちなみにショウケースに入った100ccバルサミコビネガーは250ドル。 :emojiface_coldsweat2:

というわけで地元で人気のレストランへ。カリフォルニア料理です。

あいにく店内は満席でパティオへ。私と娘は日陰になっていましたが
夫の席は太陽サンサンでナイフも持てないくらいの暑さ。
どんどんぐったりしていく夫がかわいそうでした。
暑さと濃いお味で何杯お水を飲んだことか。
※私のブログは原則としてレストラン内での料理写真は撮りません。
アメリカ人の間では日本人が一眼レフでバシャバシャと料理を撮るのが
マナー上よくないと言っておりますので。

飲み足りない?いえ好みのワインに出会えていない私たちは
まだまだワイナリーめぐりへと行きますよ。

ヒデッキーからのお知らせ

この度皆様からのご要望にお答えして「ヒデッキーの質問コーナー」を設けることにしました。
基本的にはサンフランシスコの観光案内ですけど、まあ出来るだけいろんな質問に答えていきますんでよろしく。
まずはメールで質問を送ってもろて、ご本人に確認してから個人情報を隠して、このブログにアップしていくつもりです。
アドレスは
hideckysf あっとほっとめえるどっとこむ  です。
すぐには返事できひんかもしれませんけど、なるべくちゃんとご返答するように努力します。

皆様からのご質問お待ちしております。

ヒデッキー


いろいろな質問に答えるっていうかサンフランシスコ及びその周辺の
観光に関してお答えしますっていうのはどう?
だって今週は奥さんと娘さんに何回叱られましたか?ってメールが来たらどうする?

ビジターインフォアメーションセンターに「ブログ見ました。」と来られる
日本人の皆さんは観光情報、ホテル、ツアーなどの予約が目的です。
あなたに会いに来たのではありません。(おもろいもん見たさはあるかも)
サインの練習はしなくてよいです。決して求められることはありませんから。