アメリカンな最低賃金

Post-223日本もアメリカも株式相場上昇にて景気の回復の兆しが見えてきた
なんていうニュース、なんだかウソくさい。
だって失業率下がっておりません。
日本では学生の派遣によるバイトですら激減したままですし
こちらでは失業率15%にのぼる州だってあります。
収入なしで消費しないでなんで株が上がるの?

トップの写真はソルトレイクのレストランにて。
「私たちウエイトパーソンは時給2ドル25セントしかもらっておりません。
だからチップは必ずお願いしますね。」といったところです。
2ドル25セントなんて信じられなくて調べてみました。

最低賃金は州別に決められており
カリフォルニア州は8ドル、サンフランシスコは9ドル79セントとちとお高め。
最低なのはカンサス、オレゴン、バーモントで2ドル65セント。
でもっとすごいのが最低賃金がない州が5つもありました。
これは幼稚園児にお使いのお駄賃10円(今どきそんなのないかしら?)
みたいなのでも文句は言われないってことなのでしょうか。

さきほどのソルトレイクのレストラン、
チップをもらえるサービス業には最低賃金を支払わなくてもよいらしいです。
これも州によって最低賃金の半分だったりなかったりといろいろのようです。
この不況でお客さんは減りチップも少なくなった昨今、
最低賃金で守ってあげてほしいです。


アメリカってやっぱり格差が激しい。
ミスタープレジデント、
フツーの国民が同じような仕事をして同じような賃金をもらって
同じような生活をするということはそんなに難しいことですか?

このマシーンにご注意あれ

Post-222アメリカ人の夏の旅行は先週、今週がピークらしいです。
早ければ8月始めから新学期がスタートする学校もあるからでしょうか。
今夏は不況で旅行をしない人が多いのか国内の飛行機チケットも
例年にくらべずいぶんお安くなっておりました。

旅行は楽しいけれど空港のあのセキュリティチェックを考えると
気が重くなります。
アメリカと日本では基準が違うようで新型インフル感染旅行の帰りに
関空で靴を脱いだら「それは結構ですよ」と笑われました。
アメリカは厳しいようで益々エスカレートしているように思えます。
そのうちスッポンポンなんてないでしょうね。
9-11以前、マウイ島カフルイ空港に
飛行機出発15分前に行っていたのでがウソのよう。

この最新のセキュリティチェックマシーンはまだアメリカの空港では
サンフランシスコ、ニューヨークなど数箇所のようです。
これはユタのソルトレイク国際空港にて遭遇しました。
「ここはあかん!他に並びなおそう。」いやにおっちゃんが恥じらいながら言いました。


実はレントゲンのように体のすべてをお見通しできる恐ろしいマシーンだったのです。
写真左手の男性の体はご覧のとおりに股にはそれと識別できるモノが
しっかり写っております。



おっちゃんが頑なにここを避けようとするのにはサイズまで露見するからなのねー。
プライバシーに関してうるさいアメリカ人、そのうち
シリコン入りのおっぱいがバレて彼氏に逃げられたのは空港のセキュリティのせいと
訴える人出て来るんではないでしょうか。

必須アイテム@サンフランシスコ

昨日は寒うございました。
朝などは13度、いくらなんでもマフラーはカッコ悪いとええかっこしーの
私はスカーフで外に出ましたら毛糸のマフラー巻いている人、たくさん見ました。
インフォーメンションセンターに来られる観光客の方々も
「なんで寒いの?」と皆さん、悲しげに聞くそうです。
これでまた、サンフランシスコの文字入りフリースジャケットがよく売れるんでしょうね。
ここまで寒くなるのは数えるほどですが 湿気と高温のうだるような暑さの
日本からやってこられると寒いと感じるのは確実です。
この夏のご旅行をお考えの方は温度差によって体調を崩さぬようお気をつけあそばせ。

夏に限らずサンフランシスコにいつの季節でもあったら便利なものといえば
幅広マフラー
パシュミナのような薄手のタイプではなくウールの布地のマフラー。
これをひとつ用意しておくと飛行機の中でも
エアコン寒過ぎでブランケットだけではたよりない場合も役に立ちます。
そして観光やお買い物に持っていっても軽くて負担になりません。
雨が降ってきたら真知子巻きで急場をしのげます。
それでは出かける時は忘れずに。



※真知子巻き この言葉を知らない若者たちよ、
「君の名は」という映画を検索してみたまえ。

私の人生50年で最悪最低の飛行機でした

Post-220今回の日本旅行、この飛行機に乗る時からいやな予感が。
アメリカ人の間でもWorst service in the Statesなんて評判よくありません。
だけど、サンフランシスコー関空直行便を飛ばしているのはここだけで
つい長旅の後は一番早く実家に帰れるこのエアラインを選んでしまいます。
確かChapter11(民事再生法)でお騒がせして余命、短しなんて
言われながらなんとかやっているようですが
サービスの切り売り、削減の徹底していること!!

まずは空港にてチェックインおよびセキュリティーチェックを優先的に
早く通過したい方は19ドルでいかが?
セキュリティーゲートを通ると搭乗までラウンジでリラックスしては?
50ドルなり。
搭乗開始のアナウンス、エコノミーは狭いし、真ん中5列の真ん中
もう身動きできませんよ。
エコノミープラスなら5インチも足がのばせられるわよ。
109ドルざんす。
大阪商人顔負けの商売。
しかし、エコノミープラスって大体あやしい。
これを売らんがためにわざとレギュラーのエコノミーを狭くしてるんでは?
と勘ぐりたくなるほど狭い。多分国際線の他のエアラインより狭いと思います。

やっと搭乗、朝が早かったので寝て時間を稼ごうと思いきや
ブランケットの湿っていてかび臭いこと :emojiface_gesso:
もちろんビニール袋にてパックされたもので
カッパが放置していったものではありません。

やがてお食事に。
お子様ランチかと見間違うくらい小ぶりになっておりました。
サラダは少量になったけどドレッシングのサイズは昔のまんま。
かけすぎてレタスはいずこへ。
「この焼きうどんとっても人気なの。アタシも大好き。」
ゲイのCAがおすすめしてくれたそれは
うどんなのかパスタなのか得体の知れないけどとりあえずルックスは麺。

まあそれでも普段、バタバタと走り回っているのに比べれば
何にもしなくていいのは楽チンとウトウトしていると
CAたちのおしゃべりのうるさいこと。 :emojispeaker:
お手洗いにたってチラッと見てみるとなにやら食べながら
宴会をしてました。

やっぱりこのエアライン余命短いのでは と感じました。
もう乗りません。次回日本へ帰省の際は
時間がかかっても成田経由で帰ります。
最近、関空はゴースト空港と揶揄されたますが
航空会社各位、もうちっとお考えあそばせ。

海はひろいなー、大きいなー、だから恐ろしい

Post-21940年前のことでした。
家族ぐるみでお付き合いのあった3-4組のファミリーと
神戸から淡路島へ海水浴へ出かけました。
遠浅で波もおだやかなビーチでした。
それに安心した親たちは午後からはビーチから離れ
高台にあった林のなかでおしゃべりに夢中になっていました。
おだやかであった海は昼食後には潮の流れが変わっていました。
私、弟、友達の3人はいつの間にか沖へと流され
最初に足が立たない海の深さに驚いた弟が私にしがみつきました。
私、友達もどんどん深く広がった海の怖さにお互い
肩をつかんだり引っ張ったりと
本能的に自分の命を守るべき行動に出ました。
「溺れる。」
そう感じた時には私と友達に押された弟はもう完全に海の中でした。

その時、高台の端にひょっこり父が現われました。
私たちの異変に気が付いた父は2メートル以上はあったその場所から
飛び降り一目差にこちらに向かってきました。
水着ではなくスラックスをはいていた父は脱ぐためにベルトをはずそうと
していましたがそれは潮の流れの早さより遅いことを感じ
そのまま海に入ってきました。

私、弟、友人、皆、この世で元気に生きています。
海の日の祝日も終わりこれから本格的な海水浴のシーズンです。
くれぐれも海にはお気をつけて。
子供さんには一寸も目を離さないでください。

家から数ブロックにあるこのビーチは外海のため
決して泳げません。
観光客のみなさま
「海水浴場はどこ?」って聞くのはおやめてください。
ここは真夏でも極寒(ちょいおおげさ)のサンフランシスコですから。

私の50年の人生で最悪最低の旅行でした。

Post-218日本より無事生還いたしました。
いつも楽しい思い出がいっぱいで旅運がよいと思っていた私。

しかし、今回はすんごい病気になってしまいました。
巷で恐れられている新型インフルエンザ。
誰に話しても信じてもらえず30年来の親友にかぎっては
「かわいそうだけど思いっきり笑ってしまったわ。だって
はるばるアメリカからお里帰りして感染するなんてなんて間抜けなんでしょう。」

いったいいつ、どこで感染したのでしょう。
お世話になった病院の先生によると感染2-7日後に発症するそうです。
一番多いのが48時間後らしいです。
7日前といえばサンフランシスコにいたわけで濃厚な接触は
おっちゃん、従業員でありますがいたって元気。
飛行機の中でのとなりの席の男の子は11時間も一緒にいたのに
これまた感染なし。
日本帰国後は母、息子とかなり接近してつばきを飛ばしながらの
おしゃべりを連日していましたがこれも問題なし。

私が推測するにはやっぱり神戸、大阪のどこかで感染したのではないかと。
インフルエンザ感染者を都道府県別に見てみると
兵庫県、大阪ダントツに多すぎ。


で今後、パンデミックがあるかと心配されていますが
私個人の経過が参考になればと綴って見たいと思います。
発症する5日前に関空に到着した私は
京都ー大阪ー神戸と徘徊しておりました。
発症の朝、全身がだるくて熱を測ると38.8度ありまして
すぐに近くの総合病院へ。
簡易検査の結果インフルエンザA型と判明。
新型の可能性が高いのでより詳しく培養検査を
して決定的に新型と診断されました。

簡易検査でインフルエンザと判明した時点で
タミフルを服用。
看護士さんいわく「神戸では小学生に広がっているようなので
リレンザは子供たちのために取って置きたいのでタミフルでお願いします。」
タミフル服用の異常行動はいまだ解明しておらずティーンエイジャーとそれより若い人には
処方しないようです。
神戸市の保健所からの培養検査のキットが到着するまで
病院で一眠りをしたらすっかり熱は下がり
それ以降ずっと平熱の36度代でした。
結局、つらかったのは半日だけでした。

親友はタミフルに詳しく5日間しっかり服用しなさいとアドバイス。
なぜなら毎年、インフルエンザに罹り(これこそ間抜けな話)
熱が出てきたと思ったらすぐにお医者さんにてタミフルを処方してもらっているそうです。
これで過去5年間仕事を休んだことがないらしい。

通常、熱が下がり症状がおさまってから48時間は
まだ菌が体内にあり感染させる可能性が高いそうです。
それは平均5日の病状プラス48時間で1週間といったところです。
私の場合は半日+48時間で無罪放免になりたかったのですが
周りが許してくれず結局1週間は引きこもっていました。

もし、それらしき症状がでたら?
即、お医者さんに診てもらって新型でなくても
AあるいはB型インフルエンザであればタミフルあるいはリレンザを
処方してもらうことをおすすめします。
発症48時間以内であればホント軽くすみます。

体はすっかりよくなりましたがイマイチ元気がでません。
せっかく11時間も飛行機に乗って帰った1年半ぶりの日本。
なのに楽しみにしていた約束も計画していた旅行もおいしい時間や
ショッピングもすべてキャンセル。
消化不良でなんだかすっきりしない新型インフルエンザ免疫保持者でございました。

三藩市的空中散歩

Post-216今回はヘリコプターツアーに行ってきました。
お世話になったのはサンフランシスコ・ヘリコプター・ツアーズさんです。
市内3箇所からの送迎つきです。


サウサリートの街外れのヘリポートへ。すぐにヘリに乗り込みます。
なんと操縦席のすぐ隣。ちょっと緊張しております。
パイロットはジョンさん。


今回参加したのは30分のビスタグランドというコース。
出発してすぐに、いきなりゴールデンゲートブリッジの下をくぐり抜けます。



いったん太平洋上にでて、今度は橋の上を飛び越えます。


今度は市内上空へ。


地元大リーグチーム、サンフランシスコジャイアンツのホームグラウンド、
AT&Tパークです。そう、あのイチローがオールスターゲームでランニング
ホームラン打ったところです。


今度はベイブリッジへ
ベイブリッジは現在付け替え工事中です。


ピラミッド型のトランスアメリカビルも眼下に見えます。


これはロンバートストリート。クネクネと曲がっております。


アルカトラス島上空ではくるりと旋回してくれます。


30分はあっという間でした。
足元にヘリポートが見えてきました。


最後は記念撮影をしてくれます。

ツタンカーメン展が戻ってきました。


サンフランシスコへは30年ぶりのツタンカーメン展がゴールデンゲートパーク内のデヤング美術館に戻ってきました。
先日そのオープニングパーティーに呼ばれてきました。
入り口ではツタンカーメンの帽子をかぶっての無料の記念撮影もありました。


地中海風の料理が並び、アルコールも無料です。


ベリーダンサーも登場。でもこの人、どうみてもアラビア人には見えませんけど。


さあいよいよ展示館内へ。


このレシーバーを借りるとそれぞれの展示物の説明を聞くことが出来ます。


残念ながら中は撮影禁止になっております。
出てきたら、やはりそこにはお土産品が。


帰りに頂いてきたお土産の袋の中にはピラミッド形をしたオリジナルのギラデリチョコレートが入ってました。
来年の3月28日まで展示していますので、サンフランシスコにお越しの際はぜひお寄りください。

BoAが来たっ!

プライドウィークの続きです。
パレードが終わるとシビックセンターは一大お祭り会場になっていて皆さんそこにゾロゾロと移動します。
そこはまさに狂乱の館、18歳未満は連れて行けません。


ちなみにこれはみんな男です。


このフェンスで囲まれた場所、これがゲイたちの楽園。中ではみんな素っ裸で歩き回っています。



犬も素っ裸、って当たり前か。


焼き鳥も大量に作っております。


メインステージでは一日中コンサートが行われています。
彼女はソランジュ・ノウルス。そうです、あのビヨンセの妹です。


いよいよお待ちかね。BoAの登場です。
日本人と韓国人の若い子たちが大ぜい見に来ていました。
その中で必死に手を伸ばして写真を撮ってるおじさんは、さぞかし邪魔だったことでしょう。
アメリカ初上陸ということで、たった3曲でしたが会場は大いに盛り上がっておりました。


私のすぐ近くでビデオを撮ってた誰かがYouTubeにアップしてましたのでどうぞ。