ニュージャージーでも冬が終わろうとしている。今年は暖冬と言われ、大雪が降ったのもわずかに一度。寒い日は氷点下10度以下も記録した日があったけど、例年に比べたらやはり過ごしやすい冬だった。その冬がいよいよ終盤を迎え、フロントヤードにはクロッカスやチューリップが芽吹き始めた。

この時期に恒例となった行事のひとつ、東日本大震災の復興支援コンサートが今年も開催された。あの大災害からもうすでに5年も経つ。あっという間という気もするし、ここまでの長い道のりだったという気もする。ニュースではまだまだ復興できていない地域や人口減少で新たな問題を抱える地域、そして放射線量がいまだおさまらない原発事故の地域などが連日放送されている。遠いアメリカに住んでいる私には遠い祖国で起こっていることで、普段は恥ずかしながら、この災害について忘れてしまっている。そんな自分を戒める為に、せめてこちで開催されている復興支援イベントには極力参加したいと思っている。

そして、今年も日本語キリスト教会で開催された復興支援チャリティコンサートに行ってきた。昨年の同チャリティコンサートでは福音歌手、森祐理さんの透き通るような歌声に感動したことがまだまだ記憶に新しい。今年はまた素晴らしい演奏の数々。その中でもメイン演奏者のThe SymphoNYChorusの情熱あふれたパーフォーマンスには、とても明るい気持ちにさせられた。団体名でもわかるように普段はニューヨークを中心に活動しているコーラスグループだけど、今回の復興支援の為にボランティアでわざわざニュージャージーまで一堂に会したということ。神の愛のメッセージを伝道するクリスチャンの演奏グループということ。その声量と質の高さに感心しながらゴスペル調とも言える聖歌の全演奏を食い入るように、鑑賞した。

The SymphoNYChorus

The SymphoNYChorus




日本では足踏みしている復興のニュースが多く、被災者の皆さんを思うと暗い気持ちになってしまいがちだったが、そんな暗い気持ちを吹き飛ばし、明るい気持ちにさせてくれた今回のチャリティコンサートに感謝の気持ちでいっぱいになった。