こんにちわ。
本日は、近年知名度が一気に高まってしまったイギリス人アーティスト、Banksy(バンクシー)について書いてみたいと思います。

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✳︎写真は全てBanksyのFacebookページより✳︎

Banksyはイギリス人男性ということ以外、世間に顔を出していない覆面アーティストです。
Banksyの作品は主にステンシルによるグラフィティアートと、ゲリラ的な街頭インスタレーションが有名。
作風はかなり社会的、政治的メッセージが含まれています。
ストリートから発信するアートである事がBanksyたる所以なので、有名企業や有名人からのコマーシャル目的絡みの作品オファーが今までに多数あったのですが、なかなか応じないのでも有名です。
以前は美術館の人のいない部屋に勝手に自分の作品を置いてくるなんて事もしていたようですが、行為そのものがコンセプトアートのインスタレーションと言えます。
保守的な美術界の方々にはただのゲリラ行為と見なされるでしょうが、こんな活動を繰り返すうち彼の名前は有名になりました。

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去年の10月まるまるいっぱいNYに滞在して、毎日NYのあちこちの街頭で1日1作品、アート活動を繰り広げるというプロジェクト「Better Out Than In」(タイトルからもBanksyのストリートアートへの拘りが出てますね)の為にひとつきNYに住んでいたBanksy。
彼の作品がアップされて場所が特定されるや、人が押しかけて写真撮りまくり、それを地元の無名グラフィティアーティストが速攻Banksy作品の上からスプレーペンキかける(なんでしょうね、嫉妬の成せる技)、警察が出てくる、即買い手が現れて作品が持ち去られる、など連日NYのどこで行われるか分からないイベントは大にぎわいでした。
グラフィティ作品ゆえ他のグラフィティアーティストに上書きされてしまったり、当時のブルームバーグ市長が記者会見でグラフィティはアートではないとBanksyのこの活動を非難していた事もあり既に消されてしまったものも多いと思いますが、NYのどこに行けば見られるのかまとめたサイトもあるので、ご興味のある方は足をお運びになっては如何でしょうか。
また、つい先日はBanksyのNYでの活動を記録した動画が、YouTubeでUPされてますのでこれを見るとNYでの活動が一気に分かります。

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Banksyの作品は既にサザビーズ高額で取り引きされたり、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫妻が作品のコレクターだったり、NYでも街頭に作品が出た途端買い取られてしまう日があったり、旬のアーティストとして売れに売れております。
それなのにNYの滞在中、自分の作品をキャンバスにステンシルしたものを安価にセントラルパーク周辺の出店で売ってたみたいで(動画の中にも出てきます)、この時買った方々はかなりのお買い得ですね!

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↑即買い手がついて持ち去られたクイーンズに現れた廃材スフィンクス

彼の作ったドキュメント映画、Exit Through The Gift Shopはアカデミー賞のドキュメンタリー映画部門でノミネート、その他多数の映画賞に多数受賞やノミネートをしています。
日本でも公開されたからご存知の人も多いかも知れませんね。

日本ではグラフィティの事を「落書き」と訳されてる記事が非常に多く、言葉の上だけでなくそういう捉え方の人が多いのだなというのは非常に感じます。
アートとして浸透していないというか、反社会的なものとして排除する方向にある感じで、新しいアートを産む土壌としては見なされてないのが残念です。
同じくステンシルグラフィティで世界的に有名なシェパード・フェアリーの作品も、日本でもアートに興味のない方でさえ見た事ある方たくさんいらっしゃると思うんですが、こういう活躍の多い高名なアーティストがいたところで、なかなか日本の認識や規制は変わらないのかなー…
アートはもっと自由な、子供のような心で考えてもいいものじゃないかと思うのですが。

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シェパード・フェアリーについては以前私の放置中のメインブログ(^^;; で書いたことがあるので、よかったら覗いてみて下さいませ。


今回、本当はAi Weiweiについて書きたかったんだけど、子犬を飼い始めちゃってすごーく手が掛かるので、Brooklyn Museumまで彼の最新の個展を見に行ってる時間が作れないんですよー。
秋にはNYにまた来るみたいだし、最近の彼のインスタグラムでの話題作りといい旬なのにな〜。残念。